ERP5はエンタープライズ用の顧客関係管理(CRM)と高度な既存通信・モバイルシステムの統合化を提供します。
汎用的な顧客関係管理
ERP5 CRMは顧客や調達先、メディアなどの第三者に関係する全ての企業活動の完全な概要を提供するように設計されています。UBM(ユニバーサルビジネスモデル)に基づき、"一つの設計、たくさんのアプリケーション"アプローチを実装しています。"一つの設計、たくさんのアプリケーション"アプローチを実装する、これは全てのERP5ソリューションで典型的なものです。ERP5 CRMはマーケッティングやセールスで今日広く採用されているのと同じ"ベストプラクティス"で調達先やメディアとの関係と同じように顧客との関係を管理するのに使えます。
機能群
ERP5 CRMは次の機能を提供します:
- 人物と組織は顧客、調達先、潜在顧客、見込客、メディアなどを統合する一つのデータベースで管理されます。そしてさらにそれらの関係や履歴を保持します。
- イベントは都度のEメール、電話、FAX、訪問、メモなどその往来の両方を記録します。
- チケットは営業案件、サポート依頼、マーケッティングキャンペーン、打ち合わせなどの追跡に使うことができ、それに関係する全てのイベント、人物、組織、ドキュメントを記録します。
- ドキュメントは提案書や仕様書、請求書、契約書、入札書類などのことでそれらは中央レポジトリに保管されます。中央レポジトリは主要なオフィスフォーマット(例.DOC,ODT,XLS,ODS,PDFなど)をサポートし、全文検索機能を提供します。またセールスやサポート、調達などのビジネス上の決断の履歴追跡の可能性を保証します。
- ワークフロー: 全てのCRMのビジネスの工程とセキュリティポリシーはERP5の拡張性のある設定変更可能なワークフローによって実装されます。
- ワークリストはチームの作業進捗を知らせ続けます。
- ルールを用いたセキュリティは確実に限られたある一定の人々だけがある情報にアクセスできるようにするように設定ができます。これは各企業に特有かもしれないビジネスのルールに基づきます。ERP5セキュリティはおそらくはビジネスアプリケーションの市場で手に入る最も高度なセキュリティモデルです。これは銀行業務と国防関係で成功裏に導入されています。
- カテゴリーはたくさんの記録をふるい分けるのに使います: それは地域によって、企業活動の種類によって、製品に対する関心によって、市場区分によって、などです。カテゴリーは設定変更して使われます。
- 標準のレポートはオンラインで営業活動の概要を提供します。スプレッドシート形式で外部出力することもできます。
- 設定変更可能なレポートは標準のレポートを拡張して特定の仕様に合うように拡張することができます。
- プロジェクトと時間の管理: ERP5 CRMはERP5 Projectをシームレスに統合しチケットと関連づけてタスク管理やアウトソーシングや請求処理を行えます。
導入成功
ERP5 CRMは次のビジネス分野の組織に対して成功裏に導入されています:
追加費用なしでグループウェアと統合
ERP5 CRMは既存のメッセージング、グループウェア、モバイルソリューションとの統合を提供します。
メッセージング
ERP5 CRMは既存のメッセージング環境との完全な統合をSMTP、IMAP、MIMEのようなIETF標準を通して提供します。Eメール、FAX、SMSは直接SMTPインターフェースを通してERP5 CRMに統合が可能です。タスクやイベント、チケットはIMAP互換Eメールクライアントから直接接続と同期ができます。
このユニークな統合方法を通してERP5 CRMはエンタープライズ用メッセージングシステムの投資を守ります。
カレンダー
ERP5 CRMは既存のカレンダー環境との統合をIETF標準(iCalendar)とOMA標準(SyncML)を通して提供します。ERP5 CRMに保存されているタスク、イベント、チケットへのアクセスはオンラインで既存のカレンダークライアントソフトウェアを介して、またはグループウェアアプリケーションと同期することで行えます。
このユニークな統合方法を通してERP5 CRMはエンタープライズグループウェアソリューションの投資を守ります。
モバイル
ERP5 CRMは携帯電話やスマートフォンなどのモバイル機器専用のモバイル用ポータルを強力な同期用ツールと同様に提供します。ERP5 CRMとモバイルインターネットローミングでユーザーは彼らのエンタープライズ顧客情報にリアルタイムに世界中のどこでもアクセスができます。ERP5 CRMモビリティはGSM, EDGE, 3GやWifiネットワークを通して全ての大陸で成功裏にテストされています。
SyncMLを用いたERP5 CRMとの同期はモバイルポータルにオフライン機能によるネットワークがない地域でのユーザーのタスクと連絡先へのアクセスの可能性を提供します。
ERP5モビリティは Nokia E series ビジネスフォンを公認しています。他のプラットホームの公認は要求があり次第提供可能です。